母の入院で気づいた…実家の片づけの難しさと向き合い方

母の入院と、実家の片づけを通して気づいたこと
こんにちは、KuMaです。
母が急遽入院することになり、入院に必要なものを慌てて探すことになりました。
父に聞いてもわからず、母に電話で聞いても曖昧な返事…。
「何をどこに置いてあるのか」が家族の誰も把握できていない状況に、時間ばかりがかかってしまいました。
本当は、夫婦のどちらかがある程度把握していれば、ここまで慌てることもなかったのだろうと思います。
洋服が多すぎて、必要なものがすぐに見つからない
よく着ている服や下着、書類、印鑑、そしてそれらを入れる大きめの鞄。
必要なものを探していると、あちこちからどんどん洋服が出てきてびっくり…
きっと、母自身も全てを把握しきれていない状態だったんだと思います。
洋服が好きなら、こんな扱い方はしないはず。
「買うけど捨てられない」を繰り返して、いつの間にか増えてしまっていたんですね。
持って行った洋服は「違う」と言われ…
「寒いから羽織が欲しい」と言われ…
場所を聞いてもわからず、教えてもらった場所にも見つからない。
この経験を通して、
「今のうちに見直していかないといけない」と強く感じました。
片づいて見えた実家。でも実際は…
こんなタイミングでもなければ、
押し入れやタンスを開けて中を見ることなんてなかったと思います。
表面は片づいて見えていたけれど、
中は手をつけられないほど詰まっていました。
退院後、母と少しずつ洋服と向き合ってみることにしました。
思い出の服と、今の自分に似合う服
タンスの中から出てきたのは、私が20代の頃、母がよく着ていた服たち。
15〜20年も前の洋服です。
「懐かしいね〜、よく着てたね〜」と笑いながら思い出話もしつつ、
実際に服を当ててみると…やっぱり今の母には似合わない。
若い頃は黒や柄物を好んでいた母も、今は淡い色の方がしっくりきます。
そんな新しい発見もありました。
最初は「これは取っておく」と言っていたタグ付きの服も、
気持ちが乗ってくると「これも着ないね」と、手放す決断ができるように!!
ちなみにそのタグ付きの洋服は姉が喜んで持って帰りました(笑)
「捨てる」が難しい世代だからこそ、寄り添って
捨てることに抵抗のある世代。
でも、少しずつモノを減らしていかないといけない年代でもあると思います。
本当に必要なものだけに囲まれる生活は、心にゆとりをくれます。
だからといって、他人の持ち物を勝手に捨てるのはNG。
それが洋服や雑貨でも、その人にとっては大切な思い出かもしれません。
勝手に捨てられたという思いだけが残ってしまうこともあります。
実家の片づけ、どこから始める?
実家の片づけって、とにかく“とっかかり”が難しいですよね。
自分の家ではないから、なおさら遠慮も出てしまいます。
「このままで困っていない」
「必要なものしかないから大丈夫」
そう返されて終わってしまうことも少なくありません。
そんなときは、まずは自分の家を整えることをおすすめします。
親が遊びに来た時に「スッキリしてるわね」と感じてもらえたら、
実家の片づけの話もしやすくなりますよ。
まずは自分の身の回りから
実家の片づけに悩んでいる方、
まずは自分の暮らしを整えてみましょう。
それが、親世代との片づけの第一歩になるかもしれません。